ニキビ跡 赤み 原因

1.ニキビ跡が赤みを帯びる理由とは

ニキビ跡 悪化

化膿してしまうほどひどいニキビができると、肌に大きなダメージを与えます。
表面上はニキビの腫れがなくなっても、ニキビ跡が赤みを帯びているのは、肌内部でまだ炎症が起きているからです。
赤みを帯びたニキビ跡は、ニキビ跡の中ではまだ軽い症状なので、炎症がおさまると本来は数カ月で赤みは消えて元のきれいな肌に戻ります。
ただし、赤みを帯びたニキビ跡はとてもデリケートな状態ですので、紫外線や化粧品といった刺激に注意をしなかったり、適切なスキンケアを行わなかったりすると色素沈着となってシミのようになってしまいます。

1-1.アクネ菌の繁殖で白血球遊走因子が発生

ニキビ跡の赤みの原因はいくつかあるのですが、その一つが毛細血管の拡張や増生です。
毛穴に汚れが詰まると、毛穴の中でニキビの原因となるアクネ菌が大繁殖します。
大繁殖したアクネ菌は、白血球遊走因子と呼ばれる物質を発生させ、リンパ球やマクロファージが誘導され炎症が起きます。
炎症によって毛包周辺の細胞が破壊されると、免疫反応によって傷ついた肌を早く治そうと毛細血管が増えて、それが透けて肌の上から見えるのがニキビ跡の赤みの正体です。
ニキビ跡の赤みは、体がアクネ菌と必死に闘って、傷を修復している証拠なのです。

1-2.炎症がターンオーバーを乱す

ニキビ跡の赤みは、やがて炎症がおさまるとターンオーバーとともに徐々に消えていきます。
でも、ニキビがひどい炎症を起こした場合、肌の深い部分まで炎症によって傷ついてしまうことがあります。
そうすると、正常なターンオーバーが行われず、なかなかニキビ跡の赤みが消えないという悪循環に陥ってしまいます。
正常なターンオーバーを促すためにも、質の高い睡眠を心がけたり、タンパク質やミネラル、ビタミン類を十分摂取できるよう食事に気を付けたり、適度な運動によって代謝を促すようにしましょう。
また、適切なスキンケアを行って、色素沈着を防ぐ必要もあります。

1-3.炎症を放置しておくと色素沈着に

炎症がひどい場合には、表皮細胞がニキビの炎症によって受けたダメージを回復するために、一時的に活性化します。
この時にメラニン色素を作る細胞も一緒に活性化するので、ターンオーバーが追いつかないとメラニン色素が排出されず、色素沈着として肌の中に残ってしまいます。
特に肌の深い部分、真皮にメラニン色素が残ってしまうと茶色いシミのような色素沈着が一生残ってしまう場合もあります。
表面上はニキビの腫れがおさまっても、赤みがある場合には炎症を抑える化粧水を使用し、ターンオーバーが正常に行われるよう保湿をしっかり行うことが大切です。

2.ニキビ跡の赤みを悪化させる原因

ニキビの腫れがひどい状態の時だけでなく、ニキビ跡となって赤みを帯びている状態も、その肌表面はとてもデリケートな状態です。
日焼けなどの刺激や、触ったりするなどの摩擦刺激、化粧品の化学物質による刺激などで、赤みが悪化したり、最悪の場合は色素沈着を起こしてしまいます。
色素沈着を起こす原因はメラニン色素です。
通常なら、ニキビ跡の赤みは2カ月ほどで落ち着き、徐々に消えていき、半年ほどでほとんど目立たなくなりますが、それまでの期間はできるだけ刺激を与えないよう気を付けて、メラニン色素を生成させないよう気を付けなければなりません。

2-1.化粧品が赤みを悪化させる

にきび跡の赤みって結構目立ちますよね。
それを隠すためにコンシーラーを使用したり、ファンデーションを厚く塗ったりすると、化粧品の油分がアクネ菌の餌となってしまいます。
赤味のあるニキビ跡の場合、アクネ菌の活動はまだまだ活発な状態ですので、化粧品の油分によって悪化する可能性があるのです。
コンシーラーは特に肌への定着を良くするために油分をたくさん含んでいますので、にきび跡が消せるメリットがあるものの、悪化させてしまうデメリットもあるのです。
もしどうしてもコンシーラーなどでにきび跡を消したい場合には、ニキビ跡専用のコンシーラーを使用するようにしましょう。

2-2.日焼けも赤みを悪化させる原因に

日焼けによる紫外線の刺激も、実は赤みを悪化させてしまう要因のひとつです。
赤いニキビ跡は、アクネ菌がまだ活発な状態で肌内部では炎症が起きています。
アクネ菌と戦うために活性酸素が発生するのですが、これに反応してメラニン色素が生成されます。
この状態で、日焼けをすると紫外線の刺激によってさらに活性酸素が発生し、メラニン色素が生成されてしまって、ニキビ跡の赤みが悪化し、色素沈着を起こしてしまう原因となってしまいます。
また、アクネ菌は皮脂を取り込んで分解し、ポルフィリンという成分を排出します。
このポルフィリンは紫外線を浴びると大量の活性酸素を発生させてしまうのです。

3.ニキビ跡の赤みを改善する方法

ニキビ跡の赤みを改善する方法で、美容皮膚科などで行われているレーザー治療やピーリング治療といったものもあります。
効果が出る人が多く人気ですが、治療費は決して安くはありません。
また、ニキビ跡の赤みはニキビ跡の中でも軽い症状ですので、セルフケアで改善することもできます。ただし、皮膚科での治療に比べると多少時間がかかってしまう点がデメリット言えるかもしれません。
具体的には、化粧水などでしっかり保湿を行い、アクネ菌の餌となる皮脂をコントロールし、生活習慣や食生活を見直すことで、肌のターンオーバーを正常化すれば、通常なら半年ほどで赤みは徐々に消えていきます。

3-1.乾燥に注意!保湿ケアで悪化を防止

肌が乾燥すると、ニキビ跡を徐々に目立たなくしてくれるターンオーバーが正常に行われなくなってしまいます。
刺激のきついクレンジング剤や、洗浄力の高い洗顔料、間違った洗顔方法は必要な肌の潤いまで奪ってしまいます。
肌に優しい洗顔料で正しい洗顔を行い、汚れや余分な皮脂のみを落とすようにしましょう。
さらに洗顔後には、化粧水で保湿をしっかり行い、潤った肌を乳液やクリームで蓋をし、皮脂コントロールも行うことで、健やかな肌に導くことができます。
健やかな肌になると、正常にターンオーバーが行われるので、ニキビ跡の赤みの改善も早まります。

3-2.重要なのはターンオーバーの正常化

ニキビ跡の赤みを改善するために最も大切なことは、肌のターンオーバーの正常化です。
洗顔やスキンケアによって、肌の状態を健やかに保つ以外にも、ターンオーバーは生活習慣が大きく影響します。
肌のゴールデンタイムと呼ばれている夜10時から2時までの時間に睡眠をしっかりとることは肌にとってとても大切です。
メイクをしっかり落として、その時間には睡眠をとれるよう心がけましょう。
また、タンパク質やビタミン、ミネラルなどターンオーバーに欠かせない栄養素を、食事でしっかり補うことも大切です。
さらに適度な運動も、全身の代謝を高めて肌のターンオーバーに良い影響を与えます。

3-3.化粧水の有効活用

ニキビ跡を早く改善させるためには、化粧水を上手く活用しましょう。
一口に化粧水と言っても、さまざまな種類が発売されています。
特に、コラーゲンやヒアルロン酸、セラミドといった保湿成分や、ビタミンC誘導体、プラセンタ、グリチルリチン酸ジカリウムといったターンオーバー促進成分が配合されている化粧水を選ぶのがおすすめです。
また、アルブチン、ハイドロキノンなどの美白成分が配合されていると、メラニンの生成も抑えてくれます。
ニキビ跡に効果的な化粧水を、気になる部分には念入りになじませたり、コットンパックをしてしっかり浸透させましょう。